シャーベット路面の走り方

シャーベット状態であってもれっきとした雪道です

 

　降った雪は、一度は雪として地面に落ちますが、その落ちた所の気温によって、様々な状態へと変化して行きます。

 

　北国の厳しい寒さのところであれば、そのまま雪として積もります。

 

　ですが、東京圏等の比較的暖かい地域の場合は、雪から段々と水へ向かって変化して行きます。

 

　積もった雪が、ちょうどシャーベットアイスのような状況になっている状態を、俗に「シャーベット」と言っています。

 

　気温が比較的高く、びちゃびちゃになっている場合が多いです。

 

　融雪剤等も散布されている場合が多いので、このびちゃびちゃの水を浴びてしまった場合には、車をキチンと洗ってあげたほうがいいですね。

 

　この状態の中を走ると、車は雪道独自の汚れ方をします。真っ黒になります。いかんせん、車にとってはよくない路面ですから、すぐに洗車をしてあげる事をお勧めします。

 

 

 

シャーベット路面での走り方、気をつけること。

 

　シャーベット路面も侮ってはいけません。

 

　「峠の状況はどうですか？」　「シャーベットですよ、大丈夫です」

 

　我々運転手仲間のやり取りで、よく交わされる会話です。本当にシャーベットは大丈夫なのでしょうか。

 

 

　「シャーベット路面でハンドル操作を誤りガードロープに激突」　こんな写真がパーキングエリアに張り出されています。

 

　シャーベット路面も、密かに危険なのです。

 

 

シャーベット状であってもそれは雪道であることを忘れずに

 

　圧雪、凍結路よりも、雪道だという感覚が薄れてしまうのが第一の原因です。そして、結構ハンドルを取られるという事を知らずに、車を操作してしまう事が、もう一つの原因です。

 

　状況も刻々と変化していると思います。もしかすると、これから天気は悪くなって行くのかもしれません。

 

　決して無理をせずに、シャーベット路面も雪道なのだという自覚をしっかりと持って下さい。

 

　そして、圧雪路、凍結道同様、慎重な操作をお願いいたします。

 

　もちろん、普通タイヤの方は、滑り止めを装着して下さいね。普通タイヤだけでの走行は、とても危険ですから。