東北地区での大型運転手　冬に待っていたものは…

憧れの大型トラックの運転手になりました

 

　運送会社に就職を決めました。

 

　そしたらどうでしょう。
　夏場は景色も良くていいのですが、冬になったら恐ろしい事になりました。 朝早く出発し、宮城から山形への峠越え。 雪に埋もれている場所への配送。 どうすればいいのかわからず、とにかく危ないと思った時はタイヤチェーンを巻きました。 さまざまなステージを経験し、10回近く冬を越し、ようやく何があってもうろたえなくなりました。

 

 

 

雪道にも表情がある

 

　朝の早くから、夜の遅くまで、雪道にもいろいろな表情がある事がわかりました。

 

　また、道路を除雪してくれる人たちがいてこそ、冬の道路は機能する事、 融雪剤の効果、道路状況に応じた判断とその状況に適した運転、などなど、 繁忙期の大変な時などは、ほぼ一日中、道路に出ているような状況になりますので、 このような事を身をもって体験する事ができました。

 

 

 

両方を体験したからこそわかることがある

 

　東北地方の方々は当たり前に思えるような事が、 都会暮らしの方にはなかなかわからないだろうな、と思う事が沢山あります。 これがわかっていれば、もう少しスムーズな判断が下せるだろうな、というような事も沢山あります。

 

　スタッドレスタイヤ、タイヤチェーン、融雪剤散布、滑り止め、 通行止め、除雪、寒気の襲来、太陽の力、等々、 東京で暮らしていたのでは決して理解のできないキーワードﾞで、 いろいろな事を考えるようになってきたのです。

 

 

　この情報を、雪道を走るであろう全ての方々と共有できればと思っています。